2013年度のカラオケ参加人口は4710万人と推測される、1995年頃がピークで5900万人、その後は減少に転じ2000年には4900万人、2004年からこの10年間は4700万人前後の横這いで推移している。
業態別カラオケ設置数
(JASRAC調べより)
酒場市場系
主にクラブ、スナック、パブ、居酒屋など
2013年度、全国に16万2000店が営業。 カラオケはこれまで酒場市場系の店のニーズに合わせて全国に普及。その酒場系の店の業態が時代の遊興嗜好の変化に少しずつ合わなくなり閉店する店が増加、ピークの1990年頃の半数になっている。この減少傾向は今後も続くと予測される。 カラオケ人口が1995年頃から2000 年度の5年間で約1000万人が減少した原因は、酒場系の店の減少がかなり影響したと推測される。
1995年頃より、酒場市場系のスナックで昼カラの営業を行う店が出現し、現在約3万店のスナックが昼カラの営業を行っていると推測され、主に主婦層やシルバー世代に利用されている。しかし、スナックは純粋にカラオケを楽しめる店作りになっておらず、新たにカラオケ愛好家を増やす事は難しいと考えられる。
カラオケボックス
2013年度、全国に9400施設、13万2000ルームが稼働。
1996年頃がピークで約16万ルーム、その後2001年に13万5千ルームに減少してから、
13万ルーム前後で推移している。この傾向は今後も続くと予測されるが若年層と家族の
利用が多く、シルバー世代には敬遠されている事から高齢社会の今、
これから集客増の大きな期待はあまり望めない市場と考えられる。
カラオケハウス
酒場市場系・カラオケボックスと異なる新業態
2013年度、全国に数店のみと推測。
この業態は健康寿命を延ばす条件を備えている店舗。
主婦層や高齢者の利用が見込め、将来は酒場市場を上回る、数万店の市場に広がると予測される。
旅館・ホテル
2013年度、5900件。2012年度より400件減少
エルダー系、その他
(高齢者施設・カラオケボックスと異なる新業態)
高齢者施設、福祉施設、観光バスなど2013年度、7万7千件。
高齢社会を反映して増加傾向になると考えられる。
(カラオケ白書2014より一部引用)